磐田産のマスクメロン「アローマメロン」は、メロンの中でも高品質かつ高価なメロンとしてデパートや高級フルーツ店で扱われることが多く、桐の箱に入れられるように、高級贈答品として利用されています。それは、生産者から組合に至るまで徹底して、安心・安全・信頼のおけるメロンの提供に努力を注いでいるからに他なりません。
化学肥料の使用は最小限に抑え、完熟した堆肥や菜種粕、魚粉などの有機質肥料を使っています。また、土の消毒には農薬ではなく、蒸気の熱によって土を蒸し、殺菌を行っています。
メロンのタネは、生産者が自ら採種したタネ(F1品種)を使うことによって品種の保持を図っています。このタネはどれも両親(アールス・フェボリット系統品種)の優れた性質を受け継いでいて、生育が揃う特徴を持っています。
検査は温室の棟ごとに行われ、棟から初めて出荷するときに、無作為に一玉を選び、カットして糖度や肉質、風味、熟度、食味などの内容を検査。これらをすべてクリアしたものが合格となります(糖度は13.5以上で合格)。この検査を初検といい、初検に合格して初めて出荷が可能となります。
また、検査を通過したすべてのメロンに生産者番号を記したシールが貼られ、どの生産者が栽培したものか一つ一つ確認できるようになっています。